これは私も始めて知ったのですが、とても驚きました。
Birder's Worldの今年の4月号の読者よりの質問に答えるコラムなのですが、前回このブログで紹介したScott Leslie氏の「Meal in the Mud」という写真エッセイの中で掲載されていたアメリカオオハシシギ、「これの嘴の先端が開いているのは本当なの?」という内容のQuestionです。私も写真を見たときは、この個体は嘴がおかしいなと思ってました。
編集部の回答の概略は
・ジシギやオオハシシギのほか、多くの鳥の嘴は硬いというよりもラバー状に柔らかい
・Wilson's Snipe というジシギの嘴はとてもフレキシブルで、根元を動かさずに先端だけ開閉することができるようになっている
とありました。今まで、嘴は硬いもんだとばかり思っていたので、本当にこれには驚きました。
さらに付け加えるならば、嘴はその先端に神経終末の受容体を持ち、ある種のセンサーにもなっているらしいです。これにより地面の状態(温度、粘調度など)を感知し、さらにその下の見えないところにいる餌をマニピュレイトできるわけなんですね。